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カリブ海ら辺でイラついてます。

日本語と英語とスペイン語のネット情報についてイライラすることにしました。

売れない商品、売れない自分

もう106日も前になってしまいましたが、以下のエントリーの続きです。

日本の組織で3年働くことのメリット・デメリット

 

タフな就職戦線を切り抜けて、ようやく潜り込むことができた一流企業であなたが割り振られた仕事は、どう考えても将来性のない商品を毎月一定数以上売るというものでした。

最初の一週間、先輩に連れられて営業のイロハのほんの触りの部分を学んだ後、「今日からは自分でどうにかやってみろ」と言われて放り出されます。

商品知識もないに等しく、会社というのはこんなものなのか、という思いを禁じ得ず、それでも飛び込みの営業を繰り返したり、かつての取引先をまじめに回ってみたりするあなた。

既に先輩が抑えてあった得意先に営業をかけたため脅迫じみた指導を受けたり、常識の範囲内の用途・金額の領収書を経費として認めない経理担当に憤りながら、あなたは少しずつ仕事と職場について学んでいきます。

 

曰く、「中高の体育会系の部活と同じで、いじめもあれば派閥もある。仕切っている奴の弱みを握って脅しをかけつつ、他の奴らの得意先を強奪した方がここでのしあがるには手っ取り早い」、と。

また曰く、「一流企業だと思って入ったこの会社が将来性があるかどうかはわからない。でも、少なくともこの商品を扱っている、この事業の、この部署に将来性はない」、と。

 

市場規模が収縮していく市場の中で、財なりサービスなりを売ったり開発したり企画したりする人間に起こることというのは、大体以上の様なものだと私は理解しています。

もちろん、もっと酷い例はいくらでもあるでしょう。

会社によっては、使用者責任を問われない形で違法行為を社員に強要するところもあります。

あるいは、ノルマが達成できないことや目標が達成できないことに起因する損失を社員に補填させる会社も存在します。

それもこれも、市場規模が縮小していく中で、将来性がなく、売れない商品を扱わざるを得ない状況のためです。

そして、そこにいるうちに、染まっていき、その組織には適応したけれど、より広い労働市場では売れない自分」へなっていくのです。

それは間違いなく、日本で働く現実の一側面なのです。