にょろにょろニッチ雑記

Google検索で見つけられない、ちょっとマニアックでニッチな雑記を書き散らします。

入社数年後の今、就活生に伝えたい3つのこと

高校の時の友人とご飯を食べながらだらだらと話している時のこと。

友人「今日、会社の中をブラブラしてたらさ、面接後っぽい学生の子らとエレベーターで一緒になったんだけど、すごいいろいろ言いたくなった」

私「そうなの? どんなこと?」

友人「うん、例えば、ゴマスリは大事とか、都会と田舎だったら都会の方が絶対働きやすいとか」

あー、なるほどねー、と納得した次第です。
働く前の希望に満ちたイメージと、働き出した後のギャップで潰れる新人ちゃん候補の子たちに、老婆心ながら口煩く言いたくなっちゃう。
そんな風に思う程度、わたしらも働いてきたんだなあ、と、ある意味感慨深かったです。

帰りの電車の中で、今、自分が就活生と話す機会があったら何を伝えたいかなあとぼんやり考えました。
さくっと思いついたのは以下の3つでした。


1 新卒で入って最初の配属部署は運

私達の社会の労働市場は「同期のあいつは意思決定者に近いポジションで働いているのになんでおれは路上でティッシュ配らなあかんねん」とか「大学院で統計分析をかなりしっかりやってきたのになんで倉庫整理をさせられるんだろう」とかいう思いを抱く新人ちゃんが一定数(かつ大量に)生まれる仕組みで回っています。
新人ちゃんの配属部署なんて組織にとってどーでもいいんでしょう。
配属部署を決める側なんて、学生一人一人の適性なんかわかるわけがないし、仮にそれまでのアルバイトやなんやかやの経験が考慮されるにしても、プレッシャーのかかる環境でどれだけの価値を生み出せるのかなんて未知数です。
新卒で入って最初の配属部署は運で決まると思っておいた方が無難です。
あなたが思うような部署に配属されなかったのは運が悪かったと諦めましょう。
思うような部署に配属されたのは、あなたの能力や経験が評価されたからではなくて、運が良かったからです。
自惚れないでください。


2 自分の運を自分で作れるようになりましょう

入社直後の部署は運ですが、その後のあなたがどんな仕事を任されるか、どんな機会を与えられるかは、入社後のあなたが変えられます。
自分が組織の中で何をしたいか・どうなりたいか、明確なイメージがあるのであれば、情報収集して分析し、計画を立てていつまでに何をすればいいのか、しっかり考えてみるのもいいのかもしれません。
数年後には地位も年収も人から羨まれるような自分になっているはず、と考えるのは楽しいですよね。
ただ、組織にとってあなたがどうでもいい人であったとすれば、あなたの将来の明確なイメージなんて誰も興味ありません。
意思決定権を持つ人やあなたの状況を左右する情報を持つ人に積極的に売り込みをかけて、あなた自身の運を自分で作っていきましょう。
仕事の成果、休憩室でのちょっとしたやりとり、飲み会での振る舞いなど、評価のきっかけはどこにでも転がっています。
俺は仕事の成果だけで評価されるんだと豪語するあなたはかっこいいかもしれませんが、運が悪ければ仕事の成果をまともに評価してもらう機会すら与えられないかもしれません。
ひねくれず、諦めず、明るく朗らかにかつ冷静に、自分の運をこつこつと自分で作っていけるようになりましょう。


3 スマートなやり方も泥臭いやり方も、両方できるようになっておきましょう

仕事をしていると、「この組織は何て◯◯なんだろう」と思うことが
多々あります。
利益を出すために組織は構成員に何であろうとさせるものです。
定年間際のおっさんたちは無事に退職金にありつくために平気で自己正当化をするものです。
非合理であることが目的になっている職場は世の中にはかなりあったりするものなんです。
「法律に抵触するぎりぎりの行為をやめさせると共に、誰もが手順を理解できるようにマニュアルをつくらなくちゃ」
「ものの通りからすればあいつら全員早期退職に追い込むべきだろう」
「データベース化したらいちいち電話で聞いて取りまとめる必要もないのに」
スマートに考えるとその通りです。
でも、そうなっていないのには、何らかの理由があるはずです。
意思決定権のある上司がコンプライアンスや人材育成の効率化に興味がないのかもしれません。
伝統的に組合の力が強く、にっちもさっちもいかないのかもしれません。
職場の人員の平均年齢が高く、データベースの活用という発想がそもそも受け入れられないのかもしれません。
そんな場所でスマートなやり方を押し通そうとしても、あなたが手酷いしっぺ返しを食うだけです。
泥臭いやり方もできるようになっておきましょう。


書いていて思ったのですが、こんなことを学生に言ってしまったら、その学生はその組織で働こうと思わなくなるのかもしれませんね。
耳触りのいい言葉を真に受けて、一生懸命朗らかで論理的で優秀である自分を演出して少ない採用の席を掴み取った新人ちゃんが、職場のせいで腐るどころか廃人同然に追い込まれて、最終的に納税すらろくにできなくなるよりはずっとマシだと思うんですが。