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カリブ海ら辺でイラついてます。

日本語と英語とスペイン語のネット情報についてイライラすることにしました。

BCPのとおりにしたら逃げられなくなったりしないのん?

日本 その他

大企業BCP作成、初の半数超 13年度内閣府調査 - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

日本の会社の半分弱が不足の事態が起こった時にどうすればいいか決めてないのか、という印象を受ける報道ですが、間違っちゃいけないのはBCPがあるからうちは大丈夫、と思いこんでしまうこと。

何とか地震津波も逃れました、ぎりぎり生きてます、会社に辿り着いてBCPに基づいて業務を続行しましょうか、というところまで来たら、もろもろの不幸が重なって命の危険に晒された、というのではどうにもなりません。

そもそもBCPは不測の事態に企業が経営を続けるためのものです。
それ以前に、平時から危機管理意識に根ざした行動ガイドラインを策定したり、巨大怪獣に会社の本社ビルが攻撃されて社屋が崩壊寸前になった時の避難計画をつくったり、というのが必要になってくるはずなのです。
それらがないのにBCPだけあるというのは、「生き延びたならば死ぬまで我が社のために仕事をし続けろ」という印象すら与え兼ねません。
まあ、経営者側としては、それが本音であったとしても、もう少しやりようというものがあるのではないでしょうか。

別の話をもう一つ。
企業さんは今のところ、危機管理として大規模広域災害に焦点を当てていますが、ある日どこからともなくミサイルが飛んできて、御社の所在地を火の海(放射能の海?)に変えた場合、どうするのか検討しているのでしょうか。
それでも生き残った社員はBCPに則って勤務先の営業を継続しなければいけないのでしょうか。
BCPを遂行したために御社の社員が被曝して白血病で命を落としたりしてもいいのでしょうか。
集団的自衛権の行使容認、原発再稼働論、東アジアの政情不安と緊張。
専門家でも「安全なところに逃げて下さい」としか言えない状況が、御社の営業環境をとりまいているのです。

社員のみなさんも自覚的にご自身の危機管理というのをしておかないと、BCPのとおりにしていたら逃げられなくなってしまったんです、なんて言わなくてはいけなくなるかもしれませんよ。

危機管理は計画的に。